ネオンに思う

2005年9月12日
冥途の飛脚
心中天の網島
曽根崎心中

最初の作品でピンときた人はなかなか浄瑠璃通。
全て近松門左衛門の作品なんですね〜
全て心中物で、遊女が登場する、
しかも舞台は大阪。

ふと、北新地を歩きながらそんな事を考える…
夜の喋喋は時代を経ても男を魅了する。
昔は太夫、今はホステス。大阪人の歳では身銭を切って、新地で女の子と飲みたいとは思わないが、やっぱり上司との付き合いで飲みに行ったりする。
まぁ、これも勉強なり。

大阪の街は、大阪人の好きな作品の舞台が多く登場する。

織田作之助「夫婦善哉」→船場の大阪商人が舞台
谷崎潤一郎「春琴抄」→道修町が舞台の恋愛話

最近だと
ヤン・ソギル「夜を賭けて」etc→戦後の京橋周辺・鶴橋等
宮本輝「道頓堀川」「流転の海三部作」etc→堂島川・土佐掘川周辺

そんなことを考えながら飲んでると、今宵も知らず知らずに世は更けていく…
気がつけば秋の風…
そして、大阪人は今宵も独り…

合掌…

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