京都と大阪
2002年12月28日 ふと、講義の終ってしまった大学を歩いていると、なんだかもの悲しい気持ちになってしまった大阪人です。
雨の日や雪の日や、色んな日にこのキャンパスにいてたっけ…
裏手にみえる衣笠山はいつも変わらず、尾根の色だけは季節を感じる事ができました。
あ〜〜〜来年とかこのキャンパスとかどうなってんねんやろ…
別に愛校心をそんなに感じるほどは学校には行ってないねんけど、やはり前も書いたけど、寂しさは募ってく一方や。
昨日は夕方から眼鏡を直しに新風館へ、そのついでに三条のブックオフにてヤン・ソギル「Z」と宮本輝「流転の海」を購入。
夜から友達と忘年会。鍋とかして一泊コースで、次の日に後輩の相談とか乗ってました。
サークルの不満や就職活動の愚痴なんかを聞いてあげ、柄にもなくアドバイスとかしてきました。
後輩と落ち合うまでに時間があったんで、ふと先斗町をぶらぶら、恥ずかしながら京都の大学に4年通っていながら、初の先斗町散策でした。
なかなか風情のある街で、改めて京都に対しての哀愁がこみ上げてくるのでした。
そういえば、A地区について途中でしたよね…
まぁ、ぶっちゃげあの悲壮感を伝える文は俺には書けない。
月並みの言葉で表現するなら「悲惨」やろ。。。
JR新今宮駅から見える「A職安センター」みたいな日雇いの労働者に仕事を斡旋する施設があるんだけど、佐川急便や日本通運の配送センターみたいに1階がだだ広く吹き抜けで、仕事を求めるおっさんが列を作って待ってるの…
その拭き抜けにはトイレと安食堂があって、典型的な日雇い労働者がじっーーーっと座って待ってたりしてるの…
死んだ魚のような目をしながら…
冗談抜きで…
彼らの目に宿るのは、さしずめ「刹那な希望」
インドのヴァラナシって所に「死を待つ人の家」っていうのがあるんですね、ここはインド全土から、死んだらガンジス川に葬られたいっていう、死期の近い人がひねもず死を待っているの。
ただ、じっーーーーっと。
彼らの目に似てるかも…
でも彼らは死んだ後の世界に希望を持てるけど、Aの労働者は一日一日を食いつなぐだけで、しかも日本の底辺の暮らしを強いられている…
まぁ、日本もこういう世界があるんやなと…
しかも、そのセンターの周りにはコンビニの期限切れ食品を売る露天商があったり、古本屋があったり、表向きはノーマルやけど、裏ビデオ屋があったり、自転車の修理道具一式を揃えている店があったり、簡易食事を出す店があったりで、軽くコミューンができあがってるのね…
小学校や中学校のすぐ裏にそんな店があるんだよ…幼稚園(察するに事情があって、西成で住んでて子育てが昼間できない家庭の子を預かってるんやろ)の前にそんな店ってやりすぎでしょ!!
コインロッカー屋さん、木賃宿(一泊千円くらいで泊まれる宿泊施設)が軒を連ねており、この地区には一体何人の住民票のない住民がいてるのか、凄く不安に感じた。
犯罪が起きても絶対、わからない気がする…
昔、監視カメラを設置するしないでもめた事があったようやけど、あれは監視カメラ設置もやむなしやろ。
自分が親やったら、あんな所で子育てはでけへんわ、実際!!
女の子なんか、夜とか歩いててテントの中引きずり込まれたら、ジ・エンドでしょ。。。
捜査しようにも、誰がどこで何をしているかとか、名前とか、素性とか全く知らないわけじゃないですか…
極端な話、何をしたって足がつかないよ…
大阪人は思いました、、、
「もし、俺が会社とか起こしても、運悪く倒産して、負債抱えて、家族にも見捨てられたら、こんな暮らしが待ってるんやな〜〜〜」と…
あの姿を、気軽にベンチャーベンチャーって言ってる学生にみせてあげたいよ…
もし1歩間違えたら、どんな悲惨な生活が待ってるか反面教師になるんじゃないかな…
俺は確実に恵まれてる…そんな風に感じずにはおれんかったね。
しかし、大阪はA地区の日雇い労働者、大正区のウチナーチュウ、猪飼野や鶴橋の在日コリアン、被差別部落、色んな面を持ってますよね。
昔、森前総理が「大阪はたんつぼ」って言ってたけど、結構的を得ているかも知れへんね。
そういえば、大学に入学したばかりの時、同和教育とか「にんげん」って教科書を知らない人達を目の当たりにして、驚いた事があったけ…
大阪って言えば、「お笑い」とか「食い倒れ」とかばかりがクローズアップされがちですが、色んな歴史を刻んでたんですよね…
そういう所も注目してくれたら嬉しいです。
雨の日や雪の日や、色んな日にこのキャンパスにいてたっけ…
裏手にみえる衣笠山はいつも変わらず、尾根の色だけは季節を感じる事ができました。
あ〜〜〜来年とかこのキャンパスとかどうなってんねんやろ…
別に愛校心をそんなに感じるほどは学校には行ってないねんけど、やはり前も書いたけど、寂しさは募ってく一方や。
昨日は夕方から眼鏡を直しに新風館へ、そのついでに三条のブックオフにてヤン・ソギル「Z」と宮本輝「流転の海」を購入。
夜から友達と忘年会。鍋とかして一泊コースで、次の日に後輩の相談とか乗ってました。
サークルの不満や就職活動の愚痴なんかを聞いてあげ、柄にもなくアドバイスとかしてきました。
後輩と落ち合うまでに時間があったんで、ふと先斗町をぶらぶら、恥ずかしながら京都の大学に4年通っていながら、初の先斗町散策でした。
なかなか風情のある街で、改めて京都に対しての哀愁がこみ上げてくるのでした。
そういえば、A地区について途中でしたよね…
まぁ、ぶっちゃげあの悲壮感を伝える文は俺には書けない。
月並みの言葉で表現するなら「悲惨」やろ。。。
JR新今宮駅から見える「A職安センター」みたいな日雇いの労働者に仕事を斡旋する施設があるんだけど、佐川急便や日本通運の配送センターみたいに1階がだだ広く吹き抜けで、仕事を求めるおっさんが列を作って待ってるの…
その拭き抜けにはトイレと安食堂があって、典型的な日雇い労働者がじっーーーっと座って待ってたりしてるの…
死んだ魚のような目をしながら…
冗談抜きで…
彼らの目に宿るのは、さしずめ「刹那な希望」
インドのヴァラナシって所に「死を待つ人の家」っていうのがあるんですね、ここはインド全土から、死んだらガンジス川に葬られたいっていう、死期の近い人がひねもず死を待っているの。
ただ、じっーーーーっと。
彼らの目に似てるかも…
でも彼らは死んだ後の世界に希望を持てるけど、Aの労働者は一日一日を食いつなぐだけで、しかも日本の底辺の暮らしを強いられている…
まぁ、日本もこういう世界があるんやなと…
しかも、そのセンターの周りにはコンビニの期限切れ食品を売る露天商があったり、古本屋があったり、表向きはノーマルやけど、裏ビデオ屋があったり、自転車の修理道具一式を揃えている店があったり、簡易食事を出す店があったりで、軽くコミューンができあがってるのね…
小学校や中学校のすぐ裏にそんな店があるんだよ…幼稚園(察するに事情があって、西成で住んでて子育てが昼間できない家庭の子を預かってるんやろ)の前にそんな店ってやりすぎでしょ!!
コインロッカー屋さん、木賃宿(一泊千円くらいで泊まれる宿泊施設)が軒を連ねており、この地区には一体何人の住民票のない住民がいてるのか、凄く不安に感じた。
犯罪が起きても絶対、わからない気がする…
昔、監視カメラを設置するしないでもめた事があったようやけど、あれは監視カメラ設置もやむなしやろ。
自分が親やったら、あんな所で子育てはでけへんわ、実際!!
女の子なんか、夜とか歩いててテントの中引きずり込まれたら、ジ・エンドでしょ。。。
捜査しようにも、誰がどこで何をしているかとか、名前とか、素性とか全く知らないわけじゃないですか…
極端な話、何をしたって足がつかないよ…
大阪人は思いました、、、
「もし、俺が会社とか起こしても、運悪く倒産して、負債抱えて、家族にも見捨てられたら、こんな暮らしが待ってるんやな〜〜〜」と…
あの姿を、気軽にベンチャーベンチャーって言ってる学生にみせてあげたいよ…
もし1歩間違えたら、どんな悲惨な生活が待ってるか反面教師になるんじゃないかな…
俺は確実に恵まれてる…そんな風に感じずにはおれんかったね。
しかし、大阪はA地区の日雇い労働者、大正区のウチナーチュウ、猪飼野や鶴橋の在日コリアン、被差別部落、色んな面を持ってますよね。
昔、森前総理が「大阪はたんつぼ」って言ってたけど、結構的を得ているかも知れへんね。
そういえば、大学に入学したばかりの時、同和教育とか「にんげん」って教科書を知らない人達を目の当たりにして、驚いた事があったけ…
大阪って言えば、「お笑い」とか「食い倒れ」とかばかりがクローズアップされがちですが、色んな歴史を刻んでたんですよね…
そういう所も注目してくれたら嬉しいです。
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