文体…

2002年5月26日
 先週のナンバー(フィーゴが表紙)に第十回のナンバー・スポーツノンフィクション新人賞が発表されてた。ふと、目を通す。

 「ヌンサヤ−ム」という、ムエタイをメインテーマに日本とタイの社会を描いているルポなのだが、なかなかの力作だった…大阪人は読んでる活字の量は結構いくと勝手に自惚れてるのだが、毎度の事ながらナンバーの記事は素晴らしね。

 とりわけ、増島みどりさん、杉山茂樹さんは大阪人のお気に入り。まぁ、有名なライターなのだがスポーツに関連する記事を書いていたり、たまに雑誌で杉山さんは対談をしていたり、順位予想もしていたりするので、名前を目にする機会があれば、一度文章を読んでみてください。風景描写(とりわけスペイン)に関してはかなりの職人だよ、彼は。

 ライターなんかになってみたいな〜なんて思ったりする、今こんな駄文を綴ってる時点で可能性なんかないんだけど、文章で人の目を引く仕事に就いてみたいなぁ〜なんて事を昔から漠然と思っていた事がある。まぁ、ほんとに凄い文を目の当たりにした時は、どうやってこんな表現が出てくんねやろ〜なんと思う事がざらにある。凄いね…やっぱり。


 凄いといえば、今日たまたま授業で俵万智さんのエッセイ「ことばが輝く時」について解説しててんけど、彼女もたいがいにジャンルは違えど、表現技法が巧みだ。
 多分彼女の作品を中学や高校で勉強した方もいるんじゃないかな???
 普通に大阪人の歳でも中学生の教科書の内容が「なるほどなぁ〜」と思ったりする。タイトルもさる事ながら、言葉に対するスタンスが常日頃から違うんでしょうな。「サラダ記念日」なんてタイトルはまぁ、凡人には思いつかないと思う。


 まぁ、以前メルマガを書いていた時にも感じたし、今この時点でも感じるのだが、人を酔わせるような文は大阪人には書けまい。。。

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